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境内で [雑感]

鳥居をくぐったその中は
「境内」という。

ここで起こる出来事には
「何か意味」がある。のではないか?

と勝手に思っている。

んが、これまでにそんな「体験」らしきものは
二回だけ。

一回目は 飛騨高山の神社の御殿で春を告げる
冬山の名残風に見舞われたとき。

二回目は ロシアからの帰国した お礼参りの奉納で
拝殿にて篠笛の演奏を聴いたとき。

そして
例大祭のおり かき氷係りをしたときに
次々に訪れるお客様が 私の前にあらわれるとき。
(これは「考えさせられた」といった感じ)

今回は お話。

偶然 目の前に座った
先輩の方から。

話題は昨日の有馬記念からはじまった。

「キタサンブラック」すごいよね。
から馬の話が一通り続いた。

馬って、寿命どのくらいなんですかね?
15年くらいかなあ?
とか、適当なオヤジの会話。

そしたら

もう、かなり昔だね。
おれが招かれた結婚披露宴でね。

森繁久弥が主賓の挨拶をしたの。

上手いスピーチでね。
再現は出来ないんだけど
そのときにね。

神様は どの動物にも 30年の寿命を与えた。
人間も 馬も 犬も ね。

人間 30年生きた。
神様、お願いですから寿命をのばしてください。

それでは馬の寿命を15年短くして
それを与えよう。

で、人間は30歳からの15年間を馬車馬のように働くことになった。

45歳になった人間は
こんどは馬車馬のようだけでは云々なんで
もうすこし伸ばしてほしいと頼んだ。

では犬の寿命を15年減らして
60歳までの寿命を。

で、その15年は犬のようにキャンキャンうるさい
中年になった。

これでは最晩年がたまらないのでウンヌン。

ではサルの寿命を15年。

でサルだけに 「猿」「エン」「円」で
丸く納まる75歳。とかなんとか。

上手にスピーチするんだよ。

この部分は忘れらんないよ。

でね。話の脈絡はわすれちゃったけど
これに「親」という字の
木に立って子供を見ているはなし。

これを上手に絡めてねえ。

ちょっとした映画をみているみたいだったんだよ。

って。

この人もストーリーテラーなんだが
凄い「インパクト」(ディープインパクト!!)
なぜ今 ここで こんな話を 俺はいきなり聞くことになったのだろう?

横には 宮司さんと筆頭総代。
そのほか重鎮のみなさんも聞き入っている。
うーん。

意味はわからないけど

あ、これは「アレ」だ。

と感じた三回目。

今日は大祓い。そして歳の市。
その直会でのことだった。

すこし考えてみたい。



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