不思議でした

天然自然の「音」っていうと
鳥や獣の鳴き声を別にすると

水の音や風が起こす音くらいしかないですよね。

そんなことに改めて気づいた今日でした。

僕はちょっとした公園のなかにある
遊歩道のようなところを歩いていました。

日が昇るのが遅いので
6時半くらいになっていたでしょうか？

曇っていたので
刺すような寒さは感じませんでした。

林のように大きな木に覆われているエリアに来た時でした。

いきなり
木の葉っぱ一枚一枚が音を立て始めました。

あたかも虫たちがザワザワザワと騒ぎ出すように。

拍手ではありませんが、パラパラパラパラ。
ぱらぱらぱらぱらぱら。

何が起こったのか咄嗟にはわかりません。

なんだろ何だろ。

怖さよりもなにか気恥ずかしさのようなものを感じます。

冷静になれば
にわか雨が木の葉それぞれに当たっていただけだったのですが

全身を包み込まれるような
全方向から、上下左右から
自分が周りに溶けるような、不思議な喜びを感じていました。

雨の降る中
傘がないけれど、木の下にいると少しも濡れません。

にわか雨はやがて上がり
また静寂が戻りましたが

誰かに話すのがもったいないような、
みんなに伝えたいような、本当に文章にできないような

不思議でした。



今年もあと数時間です。
本当に皆様にお世話になりました。
ありがとうございました。

頼まなくても、準備不足でも
来年は、明日はやってきます。

未熟者のまま齢だけを重ねてきましたが

来年も何卒よろしくお願い申し上げます。。