SSブログ

ピアノ開きコンサート [MUSIC]

小田原に三の丸ホールが完成したというので
行きたいなと思っていたところ

こけら落とし公演の一環で
ピアノが新規に導入され、そのお披露目公演が開催されるというので
お邪魔してきました。
地元誌の記事
1037D143-F40E-4BA8-BC9C-2B24F115E223.jpeg
立派な公会堂です。

A9CAEE46-E800-4421-87F2-EFD171D0CB2D.jpeg
寄木細工(というと箱根ですか)を彷彿とさせる
面白いアプローチ。

3322FCC8-2114-46AC-A67C-253E439155B2.jpeg
エントランスホールからの眺めもひと幅の絵のよう。

0907B3EC-0803-43DE-ABB0-96CB841E9944.jpeg
3階のラウンジからは小田原城が一望。
このような小田原城を眺めたのは初めてかも。
素敵です。

9F01E93F-1276-4A21-A830-70B78D2EC18B.jpeg
これが「そのピアノ」。

C8935EDC-92AC-4946-B5D9-B6FAA3738FDF.jpeg
スタインウェイ

これまでも、市民会館にスタインウェイがあって、
それはいまオーバーホール中。現在は戻っているそうです。(訂正します)
戻ってきて小ホールに設置されたのだそうですが
それとの相性やホールの音響に会うように
ピアノの「選定」や、「馴染ませる」ための弾き込みを
なさったピアニストのお話は大変興味深いものがありました。

9F804C2A-C3EB-4057-9D10-3FCBF970C311.jpeg
コロナ禍でもあり、客席は「鬼滅」感?。ありあり。


ドキュメント動画では
3台を弾き比べて
「硬くて堅実」
「若くて奔放」
「賢いけど華やかで、伸びしろのある」
(ウロ覚えで適当ですが)とかの3台を

並べ替えたり、蓋をしたり開けたり、さんざん吟味の後
「これにする」って。

大変な決断だったことでしょうねえ。

その後ホールに運び込まれてからが大変。
「環境に馴染ませ」
「弾き込む」んだそうで
のべ130時間(!)もの時間をピアノと共に過ごしたのだそう。

「これはどうだ、ではこれは。」といろいろな入力を試すと
ピアノがグイグイ応えだして
「思いもよらない」「発達をみせてくれた」
という。

「あたかも若い高校生の少年を、素敵な紳士に育て上げる」
ような感覚だったんだって。

「楽器は生き物ですから。」
知らない世界でございますね。

そのピアニストは中根希子先生。


ドビュッシーの 月の光とアラベスクほか
ピアノの全鍵盤が醸す音が余すところなく紡ぎだされるように
考え抜かれたプログラム構成になっていて
素晴らしかったです。

知らなかった曲では
「ニコライ・カプースチン」作曲のが良かったです。
24の前奏曲の23番。良かった♪♪

中根先生の動画が見つからないので


曲も違いますが辻井伸行さん演奏で。

こちらがプレリュード23番

クラシックにジャズのような要素も入っていて
クルマで聞いたら良いかな。と早速スマホにダウンロード。

最後のカーテンコールに応えた曲は観客から好きな「ドレミファソラシド」をひとつづ聞いて
即興で創った(?)曲を披露して頂き、これがまた華やか。

素晴らしいひと時を過ごしてまいりました。



カプースチン・リターンズ!

カプースチン・リターンズ!

  • アーティスト: ニコライ・カプースチン(Pf)
  • 出版社/メーカー: オクタヴィア・レコード
  • 発売日: 2012/12/19
  • メディア: CD



nice!(9)  コメント(1) 
共通テーマ:音楽

nice! 9

コメント 1

pn

確かに鬼滅感(笑)
by pn (2021-09-28 06:25) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。