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雨男の身の丈 [雑感]

大臣の「身の丈に」発言。
金銭的条件や地理的条件に不公平感があるというところから
「問題視される可能性」が指摘されます。

ということになっています。

もう一人の大臣も、自分で「雨男」と言って、こちらも
「問題視される可能性」が指摘されているのだそうです。

私に言わせれば「言葉狩り」です。

それぞれ長い発言の一部を切り取って
「不謹慎」だというのですね。

「身の丈。」ってきっと誰にでもあるのですよ。
大臣が言っちゃいけないのかもしれないですが
誰でもそりゃ「受験」はできるでしょう。
「受験資格さえあれば」。
でも、やはり経済事情や住居地の事情、そのほか諸々
諸条件を鑑みて行動するのは世の常ですよね。

全員が「公平」「平等」だというのは、それこそ「絵に描いた餅」なわけで
不謹慎だ、ケシカラン。というのは
なにかこう
「イジメるための粗さがし」の匂いがプンプン漂う。

それこそイジメ撲滅の機運高まるなかで
やってはいけない事の一つに上げてほしいんです。
こういう言葉狩り。

発言や行動、事故、事件
そのほかの事象がどんどん記録媒体に残って行く時代に
あっては、なおの事です。

スポーツでさえも
「VAR」とか「チャレンジ」とかで
リプレイしてスローモーションで再生してジャッジする。

ポロッと口がすべる、言っちゃいけないことをしゃべる。
誰にでもあると思うんです。

それが厳然と記憶媒体に残り
何度も再生される。

それが無かったら
雨男発言。なんかスルーもいいとこです。

「雨男」「雨女」なんていないはずなんです。実際に。

ある、大きなゴルフのコンペで
「あの人が来たからまた雨だよ」とか言われて
表彰パーティの席で全テーブルを回って
「今日は雨降らせちゃってすみません」とか言いながら
挨拶していた大きな会社の社長さんなんか
微笑ましかったですよ。

みんな、今回、何度も続いた大雨の被害には
辟易しているはずなんです。
苦労、苦悩の連続なんです。

そんなのわかっているんです。

その苦難の中でね、少しでも「ユーモア」を。
無理にでも笑顔を作ってね
皆で乗り切ろうよ。っていう。

「僕のせいかもしれないけど
自衛隊は本当にがんばってくれています。」

っていうのはどこが不謹慎なのかな?

そんな息苦しい四角四面の
国にしてゆこうってことなのかな?

前にも白血病になったスポーツ選手に対して
「残念だ」と言った大臣が辞任に追い込まれました。

「金メダルが取れなくて」とか「人気に陰りが」とか
の意味にとられて「不謹慎と言われかねない」ということだからでした。
が、最高のアスリートが病に倒れて「残念だ」というのは
その人の語彙のなかでは別にそこまでバッシングをする必要もなかったのではないか?

一部の「なんとか瑕疵を見付けたい」マスコミと
野党の見苦しさ。

時折「ブーメラン」となって自分に突き刺さりますよ。

僕なんか失言だらけの湿原に住んでいますからね。
また今日も雨だったし。





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