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俺の稀勢の里 [雑感]

尿道と前立腺、膀胱の検査の為
内視鏡を。

「下を全て脱いでください」
事務的に乾いた声の看護師さんの顔を
まともに見ることもできない。

かろうじてバスタオルで前を隠し
「例の椅子」に座らされる。

電動リクライニングのあと
お腹のあたりでカーテンが閉められる。
自然に両足が開かれ、、、。

見えるのは天井。LEDライトと
エアコンの吹き出し口。

股間あたりではなにやらガサゴソ音がするのみ。
新たな何かのパッケージを開けているのか?

会話は先生と看護師さんともう一人で
どうやら3人いるが
何を話しているかわからない。

心細いなんてもんじゃない。

「ああがんばれ稀勢の里。。」

突如思い浮かんだのが
なぜか「稀勢の里」関。

大きな体一身にとてつもない重圧を竿って
もとい背負っている。
あの横綱が目に浮かぶ。。

いつもは相撲なんか見ないのに
昨日に限って見てしまった。

呼吸が浅い。

ああ深呼吸しなくっちゃ。

稀勢の里も深呼吸をすればいいのに。

それに、それに
誰かが「自信持ってね!」って。
言ってくれたら
きせのさお、いいいえいいえ稀勢の里も
強いはずなんだ。

俺様の稀勢の里は
えええ、大きな体で蚤の心臓なんかじゃない
小さな体で蚤の心臓だ。
それに今はますます縮みあがっているはずだ。

ああ、情けないやら悲しいやら、、、。

それに気づけば
下半身当たりの人の気配が
いつのまにやらなくなっている。

ああ、これはもしかすると
「放置プレイ」\\????//

どうなる稀勢の里。。。
もとい俺。。。

こういう時って
なぜだか急に睡魔が襲うのですね。
部屋は極度に暖かいし。

突如先生が顔を見せ

これ入れるね。って。
針のない注射器を見せる。
ゼリーね。

いれたら今度はホントの放置プレイ。
5分間の孤独状態。

そのあとは実際の検査時間は数分で検査は終わりのはず。
しかし縮こまった身にとっては「永遠の数分間」。

違和感あれども痛みはなし。
結果は
何の問題も無し。ですとのこと。

ああ、よかった。しかし心細かったあ。

ともあれ
稀勢の里には何とか頑張ってほしい。です。

「私の横綱。自信持ってね」
って優しい女性に慰めてもらえたら
凄く強いはずなんですから。

そういう女性(ひと)っていないのかなあ。

ああまとまらないんでやめます。おやすみなさい。


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