パオロ・ソレリに師事 [建築]
国宝の舎利殿は
人物が前に立つとそのスケールが本当に小さく感じます。
大きな建物ではないです。
それと、建物修復専門建築家の矢野先生のお話では
古来日本の建物は「不動産」ではなく「動産」なんです。と。
この舎利殿も、「とある色恋沙汰の果てに、移築された」ものなんですって!
「尼寺の住職をオレ様のものに」と言った偉い人が、、、。
そして
場所を浄智寺に移しての
お話は、これもまたおもしろかったです。
国交回復直後の中国で、敦煌を目指す旅のお話は、圧巻。
全部は聞けませんでしたが、長い道のりの果てに
敦煌まであと20数キロというところで人民解放軍に取り囲まれ、全部の荷物を没収され、。
(そのあとどうやって敦煌にたどりついたの!!??)
とか
23歳のときに
単身アメリカはアリゾナ州に渡り
パオロ・ソレリの実験プロジェクトに参加して
2年間を過ごされた。とか
その
アリゾナ州では、乾燥した砂漠で
高熱にうなされながら、少しづつ自分の体が「乾いて」ゆく体験を
して、光や、風や、波が文字通り「沁みいる」ようになってきた。
のだそうです。
ここが原点なのだそうです。
それからというもの
肌身離さぬ「スケッチブックに」あらゆるものを描き込んで
(イライラした気持ちや、新幹線の車窓でみた景色、トンネルの中!までも)
きたということです。
すごいです。
また、お話を聞きたいです。
ありがとうございました。
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