世界がぜんたい幸福にならないうちは、、、、、。：つぼやき：SSブログ

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世界がぜんたい幸福にならないうちは、、、、、。　[雑感] [編集]

宮澤賢治の文章の一部なのですが

世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない（宮沢賢治）

あちこちで胸のつぶれるような悲しい出来事がありますね。
なんとか、なんとか、幸福になりたいですよね。

平塚の博物館前にある記念碑です。
いつかこれが無用の長物になる日が来るのでしょうか、、、。

このところわたしは
宮沢賢治　に触れる機会がにわかに多くなった気がします。
無理もないといえばそれまでなのですが。
平塚市は岩手県花巻市と姉妹都市提携をしています。
その関係で、だろうと思うのです。

会社の本棚にあった冊子。全国の宮沢賢治の記念碑を調査研究した本です。
これの表紙が平塚博物館前の記念碑の写真でした。

古い絵葉書のセットです。
ブドリ舎　って？

印象的な　注文の多い料理店　の一節。
ご遠慮はありません。　ご遠慮はいりません。ではないのです。

賢治のさりげない言葉遣いには、背筋にピリリと電気が通るような気が、、。

　「世界がぜんたい」　も　「世界ぜんたいが」ではないのです。
「全体」と漢字にしなかったのは？なぜ？　「絶対」という意味も込めた？

有名な「アメニモマケズ」の一節にも
ヒドリノトキハ　という言葉があって
後世の人が　ヒデリと修正したり　ヒトリ　とか　
日払いを意味する　日取り　とか　解釈をして論争になっていましたね。

賢治は故意にそういう仕掛けをしたのでしょうか？

ここには詳しく書けませんが
専門に研究をしている方の論文を読む機会もありまして
そこでも　賢治がこの世と、この世を俯瞰する「どこか違う世界」
を行き来していたのでは無いか、、。などと、、、。