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ロマンチストの豚 [建築]

クワットロ ディーヴェ
~4人の女神たち~
と銘打った 平塚市美術館でのミュージアムコンサートに行ってきました。
3人の声楽家とピアニスト1人によるコンサートです。
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多目的の無目的というのでしょうか、
「建築の敗北」を感じました。

ピアノや声楽のコンサートを行うには
残響時間がまるで無い。歌手がむこう、こちらと
顔を振り向けないと音が届かない。高い天井に音が逃げてゆきます。
平面に椅子を並べても、一段高い舞台をしつらえても
歌手のみなさんが見づらい。
大理石の床。寒い。床暖房があれば
シーリングファンがあればなあ。と思いました。
コンサート中にも出演者の方々がMCで「寒いですね」と
肌もあらわなドレス姿でおっしゃっていました。

「ここでコンサートを行う」
ということは建築家は想定していなかったことでしょう。
それでも、「素敵な場所」とみんなが思うと
コンサートが行われる。ということは考えないといけないのかも知れませんね。

コンサートそのものは
ご老体の方々が多かったです。
「ブラボー」と連発する関係者の方がいたのが惜しかったが
それ以外はとっても良かったです。

ブログ表題の「ロマンチストの豚」(作曲:木下牧子)
もコンサートの中で歌われた一曲ですが
どの曲もうっとり聞き惚れてしまいました。
足元さえ冷えていなければ、どれほど気持よかったことか。

聞きながら思ったことは
ヨーロッパのどこの街にもあるであろう
「わが町の賛歌」のようなものがオペラとかになって
いて、それが市民の「愛唱歌」であって
サッカーの試合のときには「チャント」(応援歌)
になる。のだなあ。ということです。

わがベルマーレの試合開始前に
ソプラノ歌手とグランドピアノで
「私の愛する、湘南の海~♪♪」とかなんとか
独唱があって、選手入場。
そんな演出ができたらさぞかし良いでしょうねえ。

文化が生まれ、根付き、伝統になる、のは
これから。だと思いたい(願いたい)です。

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