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あれから15年 [建築]

阪神淡路大震災から15年経ちました。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。

わすれもしません。
朝、まだ寝床でテレビをつけ(オンタイマーで目覚まし代わりにしてました)
5時過ぎに関西地方で大きな地震があったこと。
新聞配達員の方が転倒してケガした。とか、が第一報。

その後、全チャンネルの全番組が変更になり、
明るくなるにつれて解って来る被害状況。

根こそぎ倒れるRCのビル。
郵便局も病院も中間階が挫屈し大きく壊れている。
神戸中央郵便局は前年秋に行ったところ。

それどころか高速道路の高架が根本でポッキリと折れ、長い距離で倒れている。

大惨事。

どころではない。

私は、心底怖かったです。
当時
常日頃、日本のRC(鉄筋コンクリート)の建物内にいたら
絶対に安全だから、飛び出したりしたらいけない。
壁にヒビが入ってもガラスが割れても命は助かるから。
と。家族や知人に言っていましたから。

全部、壊れてしまいました。(私の信じていたことも)

そして、詳しい原因追究などをしないまま、(むやみに)壊され撤去されて
しまいました。高速道路などは少しだけ追及したマスコミもあったようですが
結局は人命救助、復興支援の方が最優先され
我々業界の責任追及はウヤムヤになってしまった感があります。

私は、お恥ずかしい話ですが
既に当時、建設業協会の緊急工作隊の一員として防災訓練に参加したり
「震災建物応急危険度判定士」の資格もありましたので
神奈川県から派遣されるボランティアとか
青年団体の応援ボランティアとか
いろいろ志願しさえすれば
お手伝いに行くこともできたのですが

衝撃が強すぎました。関西に赴くことはできませんでした。
ほんとうにお役に立てずすみません。

せめて、と地元の駅頭で募金活動のお手伝いをさせて
頂くのが精一杯でした。が、それすらも、膝がふるえました。

あれから、耐震診断や耐震補強の工事を必死でやろうと
心に決めました。
が、新聞では(地震対策に関心の高い)神奈川県でも40000件の目標に対し
4500件しか対策がなされていない。ということです。
私の「心に決めた」ことも遅々として進みません。
もちろん、それでも「テクノフェア」などでは関連展示をしていますが
皆さんの関心はまだまだ低いように感じます。

いまも、平塚市では耐震診断、耐震補強の助成金もあります。
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/kenshi/s-taishinkaisyu.htm
弊社でも対応できます。
市のサイトを見てみると難しい点もあるように見えますが、どうぞお気軽にご相談ください。

過去にはさかのぼれません。
それに地震という自然災害から逃れることは出来ませんが、
未来に向けて出来る対応策はいくつもあります。

15年前にたくさんの方々がお亡くなりになられた事実を
忘れることなく、今後必ず起こるであろう関東地方の大震災に
対応できるようにしたいと、思っています。

グーグルにありました。ろうそくです。
kobe2010.gif
ご冥福をお祈り申し上げます。
また、耐震補強工事を少しでも推進することをお誓い申し上げます。
タグ:阪神大震災
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