ヨコハマ エトランゼ [マンホール]
横浜はいつも僕にとってはアウェイなのだ。
でも
アウェイ感があるのがイイともいえる。
これだけ近くで
誰も知る人はいなくて、それなのに、それなりに土地勘がある。
もっとも「それなり」なので一本違う道を曲がってしまうと
まったくどこにいるのかさえ、わからなくなって困惑することに。
その「迷子」感がまたいい。
横浜、という駅は
とんでもないターミナル駅でいつ行っても人だらけ。
そして永遠に続くかと思われる「工事中」。
桜木町 は
まったく周りの表情が違う
駅前の「ぴおシティ」っていう大きなビルの地下2階では
昼間っから飲める立ち飲み屋さんが何軒もあって
びっくりしたり、反対側には「みなとみらい」という街がひろがり
超高層ビルに危うさと息苦しさを感じる。
関内は県庁や県警本部をはじめとした
「めんどくさい」書類の町という印象。
それなのに
休みの時に行くと
また違った表情を見せるので面白い。
そう
ここは港町なのだ。
石川町には
中華街や元町があり
山下公園や港の見える丘公園がある。
どこにいても霧笛が聞こえることがある。
そんな街はいつも
めかしこんで
余所行きで
冷たくて
おしゃれで
「キライだ」と口から出そうになるのに
それなのに気になって、、。
少女でなく、若いギャルじゃなく
百戦錬磨のマダムのよう。
「あなたのようなヒトが来るところじゃないのよ」
「10年早いわ」
といわれても、10年たったら俺は何歳だ??
足元見て 歩く。と。