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柳田康司さんの彫刻に会いに行く [雑感]


雨で寒くてテンション下がっちゃって
どう考えても「寝てろ」っていう状態だったのですが

なんだか外の空気を吸いたくて
そして
エネルギーが欲しくて
美術館に行きました。

気になる展覧会が今日が最終日。

もう一度見直したくて。
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こんかいは
棚田康司さんの作品を。



撮影は許可されていました。

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これね。彫刻。

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木彫なんです。

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足許の穴。見えますか?
材木の芯なのでしょう。

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そう。これは一本の木から彫られています。

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この作成途上の展示でわかります。

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ものすごい「存在感」と「違和感」が同居しています。

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仏像のようでもあり、実在の人物のようでもあり
見る人の心理に直に入り込んでくるような
異物感は圧倒的です。

これが出来るまで
いいえ
大きな木の丸太から
曳き出されるまで、

途方もないエネルギーと時間が
費やされたことでしょうか。

まずは木が大きく育つまでの時間を
考えの外に置いたとしても。

作家の強烈な意志はここに封じこめられ
いつまでもエネルギーを放射し続けるのです。

いつか何百年か先には
どこかのお寺で信者に見上げられているかもしれませんね。

モデルも作家も見ている我らすべての命が終わろうとも
彼女はこの表情のまま立ち続けるのです。

かわいそうにも見えたし、羨ましくも見えたし

ココロが粟立ちました。
この刺激で良い眠りにつけると良いですが。





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