無意識過剰

一方、前にも書いたかもしれませんが
「他者を気にしない」ひとたちが
本当に増えた感じもします。

消防署が近いので
救急車が頻繁に出てゆくのですが

「道を譲らない」人が多いのです・

歩行者は、スマホを見入るか
イヤホンを耳に突っ込んでるか
の人は目もくれません。

そのほかの老若男女をみていても
救急車の前をさえぎりながら
小走りに行過ぎる人多数。

自転車やバイク
はたまたクルマも。そう。
左によって道を明けない。

きっと
目の前で展開されている事象が
どんなことなのか
そして、自分はそれに対してどう振舞わなければならないか。

「瞬時に理解し行動」できないのでしょう。
きっと。

もっと言うと「自分は関係ない」とさえ思っているのです。

で
日常はそれでも許されるのです。

電車の中とかでもそう。
優先席に堂々と座っていて、、、。

自動車の運転しかり。

運転のサポートシステムなんか
最たるもの。
クルマの中はもうプライベート空間。
他車はもとより歩行者なんか
「関係ない」
が横行していないか？

音楽は聴き放題。
映像のキャンセルシステムを殺して
テレビ見ながら運転している人なんかザラ。
昔はマンガ読みながら運転とかいたけど
今はスマホ。
携帯で片手運転で通話している人は激減したけど
ブルートゥースでハンズフリー会話が出来る。

みなが皆、そんな風だと
ひとたび事故が起こると
トンでもないことになるんじゃないかな？

その上に認知機能や運動機能に問題のある
ご老体が、その事をまったく無自覚のまま
１トン以上もある金属塊を時速１００キロでぶっ飛ばす。

やっぱり変だろ？？

少なくとも、高齢者マーク、初心者マークは義務付ける。
違反者には罰則。
マークつき自動車を煽ったりしたらこれまた罰則。

それから
公道上では他者、他車とのコミュニケーションが
今以上に取りやすくする。
救急車がサイレン鳴らして通るときには
クルマなんか自動減速して
道を譲るように、テクノロジーでいくらでも出来そうだけれど、、。

でもね
「テクノロジー」に全部を代行させるのではなくて
ここにこそ
「人間の感性」とか「他者を思いやる真心」
みたいなのが必要なんじゃないのかなあ？

変な精神論に持ち込みたくはないけれど
いろいろな部分で
我々は劣化しているのを自覚しないといけないのです。

「俺はあれとは違う」は
もう「無自覚」の一歩手前。

「傲慢な老人」の一員なのです。きっと。