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建設的に行こう! [建築]

まがりなりにも
「請負人」の立場にいる。

「建設的」なのだ。

「無から有を生ずる」「すごい仕事なのだ」
と新人の頃から、そういう言葉をかけられて
育てられてきた。

建設業の黎明期は本当の原野や、農地しかなかったところに
鉄道を敷設し、電気を通し、水道を開通させ、橋を架け
掘立小屋しかないところに目を見張るような高層ビルを出現させたり
それはすばらしい「開発」なのだ。
「クリエイティブ」で「建設的」だ。

「良くなる」のだ。

しかし21世紀の成熟社会になってくると

手放しで「建設的」とも言っていられなくなってきた。

「開発」の済んだ場所で「再開発」をしないと
「建設」の場所がなくなってしまったのだ。

それは「破壊」という行為を経なければ
出来ないことになったのだ。

「破壊」には必ずと言って良いほど「摩擦」が生ずる。

単純に「築地」か「豊洲」か。とかいう問題ではない。

もっともっと根源的に「今ある何か」を
「壊す」必要があるのだ。
壊すことは活かすことにもつながる、、(などと書くと混乱するのでここではやめる)

作るために壊す。
今あるものを否定し次へ進む。

これは「良くなる」のか?

これを単純に「建設的」か否かで悩むのだ。

いやあの。
いろいろな種類の工事のある中でね

「解体工事」ってあんまり好きじゃないんです。
ということを書こうとして、まとまらなくなっただけです。はい。
昔の記憶を少しでも残して、次を建てられないかな?って。




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