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「親」の立場で考えると、、。 [BELLMARE]

新潟の事件。
被害者の親だったら。
どれほど、悔やむでしょう。
どれほど悲しいでしょう。
怒りと恐怖と後悔と無念さで、それこそ胸がつぶれるほどでしょう。

一方、万一「加害者」の親だったら。

それこそ針の筵(むしろ)。
居場所もなにも、もう壊滅。
全てが地獄と化すことでしょう。

それでもわが子に寄り添いたい気持ちは
絶対ゼロにはならない。

でも全てが今年のGW明けに終わってしまった、、、。




そして
アメフトの問題。

これだって被害者の親だったら。
怒りの矛先をどこへ向けたら良いのか。
子供の体に後遺症は残らないのか。
グルグルすることでしょう。

このあともアスリートとして
学生として、楽しくのびのび学んで鍛えて
行くことができるのでしょうか?

そして
加害者の親だったら。
なんという指導をしてくれたのか。

加害者の人生は、今年のGWで終わった。

あの朝

被害者も加害者も
親に作ってもらったお弁当を持って
洗濯してもらったユニフォームを持って
おばあちゃんに声かけてもらって
「気をつけてね」
「行って来ます」
って

家を出たはずなんです。

ラグビーやアメフト、サッカーには
怪我が付き物って家族はわかってるんです。

でも祈るしかできないお母さんは
仏壇を拝んだはずなんです。


場合によったら
両校の応援席に、ユニフォームを着て
それぞれ
応援に行ってたかもしれない、、、。



それが、それが

全部あそこで、止まってしまったのです。

こちらの一件の良かったことはただ一つ。
「死人が出なかった」こと。
だけ。



ところで私


こないだ16日のルヴァンカップ。
目の前にベルマーレのルーキー。
鈴木国友選手
のお母さんとお婆ちゃん(?)
と思われるお二人をお見かけしたんです。

一生懸命ゲーフラ作って
お手製の被り物作って
レプリカユニフォームをしっかり着込んで。

声を限りに「くにとも!」「「くにとも~!!」
「がんばれ!くにともお~~!!」って。


親だったら、肉親だったら
サテライトの試合だろうが
なんだろうが、関係ないんです。

今日はJ1で先発出場。

もう必死なはずです。

そしたら、「くにとも」選手。
二人の目の前でJ1初ゴール決めたんです。


試合後の挨拶。
IMG_3161.jpg
「くにとも!」「くにとも!!」
って何度も二人で絶叫。
もう、一生忘れない、嬉しい瞬間だったことでしょう。


スポーツってこうでないと。

今回はたまたま大成功だったかもしれないけど

スポーツの失敗って
オウンゴールしちゃったとか
大ミスしちゃって大敗したとか
そんなのは時間がたてば
「笑い話」
「おばあちゃんの一つ話」
になるから良いのですよ。

そういうふうにこれからも。 ねえ。




せめて、せめて、
アメフトの若い選手二人には
時間がかかれど(それこそ何年も)
いつかきっと話ができるときがくるといい。

新潟の女の子には
ご冥福を祈るしか、ない。

ああ、それにしてもつらい。



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