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佐川君は頑張ったけど。。 [雑感]

「佐川君」である。

彼も苦労人のようである。
25歳で当時の大蔵省に入省し
「耐え難きを耐え」ここまで来た60歳なのだ。

彼のことはテレビ画面を通してチラと見ただけなので
面識もなにも、私には何も知る由もないことだし

その表情からもいわゆる「喜怒哀楽」は読み取れなかった。

「上り詰めた。」
その果てがこれなのか。

というような破れかぶれで、
なにもかもブチまけてしまうのか。

とも思ったけれど、そんなこともなかった。


思うに
何でもかんでも「順位付け」
をして「競争」して
「上下」を決め、てきたその結果が

今の日本のあらゆる場面で
なにか「変」なものを、かもし出し始めたのかもしれない。

理系の最高峰。東大理科Ⅲ類。
といえば「医学部」だそうだが、
「医者」になりたいかどうかは関係なく、「とりあえずそこに居る」大先生候補
がほとんどだそうだ。

「神の手」と呼ばれるような本来育てて欲しい人材は
きっとここには居ないのだろう。

財務省も同じ。
文系の最高峰から さらに上り詰めたところに
ここがあった。だけのこと。なのかも。

いま世界は「コワモテ」指導者が
バチバチやりあうような情勢になってきた。

日本にはあんな面々とやりあうことの出来る
連中はいないのではないか?

教育は
国民の大多数を文盲から開放し
文化的な生活が送れる様にする機能が大切だが

教育を施してゆく中で、この国の将来を
引っ張ってゆく人材、人物を発掘し育てる機能もあるはずだ。

それがもう「高級官僚」創出教育の「唯一無二の物差し」だけでは
立ち行かなくなってきたのではないか?

政治家も 文化人も その他の人たちも
もっともっと多様な「物差し」を使って
日本を作り直さないと
なんだか大変なことになりそうだ。

そんなことを感じた 今日の「証人喚問」の場面だった。


政治家は「人気取り」商売だしなぁ。
なにかもう、難しくて。



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