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平山郁夫美術館 [雑感]

しまなみ海道の途中に
生口島という島がある。

住所は広島県尾道市瀬戸田町沢というところだ。

日本画の大家 平山郁夫美術館があるので
そこに行ってみた。

まず、ここでも「ヒロシマ」のことを考えざるを得ないのを知る。
平山画伯も15歳のときに
原爆を体験 否 被爆者なのだった。

その原体験は、彼の人生に大きな影をおとす。
どころか、焼きついているのだ。

あの美しい絵の数々は、彼の「涙も枯れ果てるような」
原体験のトラウマのその上に。
泥の中に生まれ、無垢な花を咲かせる蓮のように。
命と引き換えに紡ぎだされものだったのだ。

それを知って
瞠目するしかない私は
館内を歩かれる
一人の老紳士を見かけ
驚愕した。

平山郁夫そのひとだったからだ。

実は瓜二つのひとまわり年下の弟さんが、今は館長さんなのだそうだ。




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私が絵の解説をしたり
感想を述べたりすることは
愚の骨頂なので、やめておくけれども
それでも
この旅の大きなメインテーマが「命」
のことになったということは
備忘のために記しておく。


ぶれない―骨太に、自分を耕す方法

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  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2008/08/01
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平山郁夫の世界

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