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平塚空襲の日 [雑感]

今日7月16日は 平塚が大空襲を受けた日です。
そんなことをぼんやりと考えながら
朝 お散歩をしておりました。

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散歩コースには その慰霊塔があります。
思い出したので、見上げた後で頭をさげました。


そのあとで、平塚は八幡地区にある


八坂神社の例大祭におじゃましました。

その直会(なおらい)の席で
まったく偶然、顔見知りの長老さまの前の席になりました。

「おれ、今日が誕生日」
「もう喜寿(七十七)だァ」

「そんな歳にはみえませんよ」

「いや おめでとうございます」

「めでたいなあ。うん。八坂神社のお祭りと同じ」
「それにな。」「平塚の空襲の日なんだな」

「覚えてらっしゃいますか?」

「ああ、覚えてる」「忘れられないなあ」
「五歳さ」
「あの日 焼夷弾の降る中を馬入(地区の名前)へと逃げたんだ」
「忘れられない光景さ」
「目の前で直撃くらって死んだ人も見たよ」
「ウチは丸焼け」
「なにも残らなかった」
「でも、家族が死ななかったのが何よりも良かったよ」

問わず語りのお話は続きます。

この八坂神社には「忠魂碑」「慰霊碑」があります。
お聞きすると
日清・日露戦争 大東亜戦争の軍人 軍属はもちろん
そのほかの災害、事件で落命した地域関係者の方々をお祀りしてあるのだそうです。
そこも例大祭ではお祀りをするのです。

あさ
慰霊塔を見てきたばかり


そのあと
こんな話をする方にお目にかかる。

なにかいらっしゃいます。ほんとうに。
誰かが 「私に話をしたい。」と言っている。
 そんな気がしたのでした。

暑くて暑くて 風が「そよ」とも吹かない境内で
汗を流しながら、そんなことを感じたのです。




尊い犠牲のその上に
私の現在が載っているのだ。
いま を大切にしないといけない。

あらためて そう思ったことでした。



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