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フェンスと紫陽花 [建築]

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現地調査に行きました。
フェンス壊れた。って。

なるほど壊れていますね。
なにかがぶつかったのでしょうか?

そしたら
紫陽花に遭遇。
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いい感じに咲いています。

IMG_8019.jpg
こちらはこれから。

いやあのね。
私の立場からすると、「どんどん どしどし」
塀や、フェンス。ブロック作ってくださいませ。
っていうのがスジなんです。

なんせ請負人なんですからね。

でもね、最近思うんです。

敷地の「境界」ははっきりさせたほうがいい。
土地家屋調査士の先生を呼んできて
きちんと境界杭を設置して、登記もして測量図も作ったらいい。

しかるに
ブロックやフェンスは極力やめちゃうか
低くしたらいかがか?と。

日本の家屋の敷地は 
田舎の豪邸を除き、たいていが狭小。
そして
建物は境界線から50cmまで壁面を寄せる。
すると
双方が50cmでプラスに考えたら
1メートルの余裕空間が生まれますよね。
そういうところに
お互いの窓から楽しめるこうした低木を植えたり
メンテナンス空間として残したりと
いろいろメリットありそうなんですね。

地震などで急遽倒れる心配もない。
今回みたいに
壊れちゃっての修理やメンテも不要。

また道路際に
高い塀を作っているお宅も多いですよね。
ここも
「歩道」、とまではいかなくても
なにか曖昧な空地にしておけば
開放感もあるし安全ですよね。

「防犯はどうすんだよ」という声も聞こえそうですが
いま、それは「建物」のほうで
十分対応できますので
防犯ガラスやセキュリティシステムなど。
そっちで。

しかし、まえにpauloさまにお聞きした
ブラジルはサンパウロのマンションの
出入システムの凄まじさは、さることながら

東京都内一等地にある、高い塀と防犯カメラに囲まれた
要塞のような豪邸がご希望であればいざ知らす。

「よっぽどのお宝」があるのか
「なにか攻撃されちゃうようなコト」をなさっている
お方がお住まいなのなら
もちろん10tダンプが突っ込んでも
壊れないような塀をお勧めします。


重ねていいます。
私は請負人。
どんどんお作り頂くのが本意の人間です。

でも
「ここにどうしても塀が必要か?」と思うような
セキュリティにも採光にも見た目にも安全にもメンテナンスのしやすさでも
何の役にも立っていない
塀やブロック、フェンスが
最近とみに目に付くのです。

追々その辺も実例お見せしたいと思います!



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