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光峰プラタナス展 [雑感]

書道 などというものは、
私の生活圏のなかでも「もっとも遠い」
ところに位置するものなのである。

子供の頃「お習字教室」に通ったことがあるが
嬉しかったのは「お習字セット」を手にしたその瞬間だけ。
という思い出しかない。
そして、行くのが嫌でイヤで仕方が無かった。

陰鬱な古い日本家屋に、
おばあちゃん先生がいて、お手本の字を下に敷いて
書くときにはそこそこ見られる字にはなるが
自分で書くと、まあ、見られたもんじゃない。
そして、自分の名前を隅に書き入れると「壊滅状態」となる。

こんなの、なんの意味があるんだろう。
野球したいし、(友達は今頃遊んでいるはず!)
テレビ見たいし、ああ。ってなもんで。

からっきし、なんですな。

なのに、今回 「東京アメリカンクラブ」という場所にも釣られ、厚かましくも
お邪魔してしまった。

まえに東京駅のKITTEで拝見した
亀甲会主宰 加藤光峰 先生の展覧会。

光峰プラタナス展
(会期は既に終了しています)


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「完全アウェイ」な場所です。

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東京タワーも見えますが、ここはアメリカ。
(ちなみに隣はロシア大使館なんですな)

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メンバー 関係者 でないと入れないんです。ここ。

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先生の作品は エネルギーに満ち溢れています。
しかし
乱暴に書いているのでは決して無い。
故事来歴 古典 考古学に学び
深い研究をし、古来伝統に則り
しかし、それら薀蓄をおくびにも出さず
全身全霊で書とし、この世に出現させた。

というような、「芸術作品」なのだ。

エネルギーを感ずるのだ。

もちろん、解説をお聞きすれば
「なるほど、うんうん」とわかったような言葉も吐けるが

そんなに考えないでも
ガツんとくる。エネルギーに満ち溢れているのだ。


シリーズ[気と骨]スペシャル・加藤光峰氏

シリーズ[気と骨]スペシャル・加藤光峰氏

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: DVD



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大きな書ばかりでなく

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巻物や 小品も。

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若き頃から現在までの作品群は圧巻の内容でした。

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先生ご自身も製作したのを忘れたという 幻のドレス。

堪能しました。
ありがとうございました!


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