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思いを吐いてみる。 [雑感]

「あの人とだけは、同じ組になるのはいやだわ。」
戦中派のおばあさんの言葉である。

この時期になると 戦後何年目の終戦記念日である。などと
取り沙汰されることが多い。
おなじおばあさんは
「あのころは言えなかった。」
「だけど今、絶対に戦争はしちゃいけない。」
「世の中におかしな空気が流れているけど、戦争だけはダメ」

私は「どの口で言っているのか」と思ってしまうのである。
戦争はダメだが、「あの人と同じ組になって、回覧板を持って尋ねるのもいやだ。」
なんてね。

まずは隣人と仲良く過ごすことが出来ずに他国と仲良くなんかできるのだろうか?

考え方の違う人、生活習慣の違う人、信仰する宗教が違う人々が
今後ますます、隣人に増えてゆく時代なのである。
「みんな同じ」部分もあり「みんなが違う」時代がそこまで来ている。

わかっていないのだ、戦中派 旧人類の皆様こそ
ホントは危険の火種なんだということを。

私のつたない海外旅行経験などでも、いま世界中の人たちが 同じようにスマホを持ち
似たようなお店の服を買い、食べ物を食べて、音楽や映像を楽しんでいるのを垣間見た。
現地語はほぼ使えずとも、お互いの意思疎通にはつなない英語とボディランゲージで
なんとかなってしまうし、スマホの翻訳アプリで、そのあたりは格段に進歩した。
一度だけの出会いと別れが、持続し広がるのも、いま文字通り体験中である。

「グローバル」は 全地球をひとくくりにして その中での人と人とのコミュニケーションを考えてゆくものだが、
「インターナショナル」は 境界線を設けて 向こうとこっち がやり取りをする。
そんな考えだ。
これからは、国家や政府が何をどう防ごうと思っても
情報などはもう無制限にボーダーレスになってしまうのは火を見るより明らか。
子供たちの時代には、共通言語で、共通の時代認識をして、それでいて 地域固有の文化や
生活習慣をお互いに尊重しあう。
そんなこれまで歴史上誰も経験したことのないワクワクするような時代になろうとしているのに
私もいま末席を汚す「旧人類」の人たちは
違う考えのヤツは 境界の向こうへ行け。我々もこっち側にいる。
お互い 行き来はするけれども、「郷に入りては郷に従え」自分のやりたいことは
自分の「領地」だけで行え。それこそが平和なのだ。と。盲目的に信じている。

世界中の指導者が内政の不備から生じた自分の責任転嫁のために
無理やりに「境目」を作って、そこに揉め事のタネをまき
煙を立たせて、「あのひととだけは嫌だ」と言わせているようにしか見えない。

ロシア、中国、アメリカ、、、。 あちこちに物騒な指導者が生まれようとしてはいるが
若者や子供は 冷静に見ている。
あらたなる皮膚感覚で、地球人になろうとしている人たちに
変なクセをつけないでほしいよ。
戦争がいやなら、ホントに仲良くしようよ。
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