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産業革命遺産について思うこと [雑感]

強制徴用があったとかどうとかで
産業遺産登録審査が延期されそうだとのことですが

そんな時期にどうかとも思ったのですが
祖父の遺品にこんな写真がありました。
明治のものではありませんが

EPSON017.jpg
昭和14年5月12日
鹿島組 社長 富水堰堤工事現場 来場記念
の記念写真です。
みんな良い顔していますね!

祖父も当時この現場に
携わっていたようです。

EPSON018.jpg
裏面を見ると
写っている人の名前が見えます。
明治43年生まれの祖父は当時30歳少し前。
技術者としては中堅。くらいのはずですが
この写真には写っていません。

撮影者本人?とも思いましたが
当時のこととて、カメラがそう普及していたとも思えません。

写真屋さんを呼んで「一定以上の地位」の人たちで
社長を囲んで撮影したと見るのが妥当ではないでしょうか?

それをみると
日本名の技術者の方々ほか
李さんとか 兪さんとか 郭さんとか
現地の方の名前と思われる方も多数。

EPSON019.jpg
このダムが完成して
ダム湖がどうなったか知る由もありませんが

EPSON020.jpg
生前の祖父の話では
現在の北朝鮮にあたるところに建設したもので
今だって立派に存在して
発電や治水に威力を発揮していることでしょう。


記事では悲惨な強制徴用があったかどうが
が「すべて」の大問題のようなことになっていますが

当時の若き技術者たちが
国を越え立場を越えて
知恵と力を出し合い
国づくりのために志をひとつにして
モノ作りに励んでいた一面もあったのではないでしょうか?

そうしたことにも
光を当ててこれからの未来に
お互いに手を携えて行けたら
どれほどよいでしょうか?

そんなことを感じています。




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