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砂埃が雨を含んだ香り [クルマ]

雨の降り出した瞬間、
「日向の匂い」というのか「砂埃が雨を含んだ香り」が
立ち上る時があります。

ほんの一瞬で消えてしまう匂いなのですが
その場面に出くわさないと嗅げない、儚い匂いなのですが
実は結構好きだったりします。

IMG_2224.jpg
こんな感じの時にのみ
路上から立ち昇ります。

書いていて思ったのですが
子どもの頃は、まだ田舎道は舗装されていなくて
あちこちで嗅いだ匂いだったのかもしれません。


KP61に乗っていたころのことです。
タイヤはたしか175/70/HR/13という、今ではあり得ない様なサイズを
履いていました。

腰高のクルマでしたが、それなりに楽しかったです。
右コーナーでしたかキャブレターの中で燃料が片寄って
息継ぎをする時がありましたが
面白く走ったものでした。
kp61_2.jpg
走る、曲がる、止まるを教えてくれた今は無きFRの3ドア。
(当時も唯一の3ドアFR車だったのでしょうか?)

義務化されるちょっとまえ
3点シートベルトをきちんと締めて
覚えたてのヒールアンドトウを決め、左、右とステアリングを切って
鉄道を超える跨線橋に進入したのでした。

と、
なつかしいあの「雨の日向の匂い」が一瞬、鼻をついたような気が、、、

次の瞬間、信じられないような大きな音!
「ドーン」と。

ガードレールがあってよかった。。。。

あの匂いは、路面に雨粒で砂が浮き上がった、もっとも危険な路面状態を
知らせてくれる香りということで私に刷り込まれたということは
言うまでもありません。


タグ:KP61
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