SSブログ

湘南に住む先輩の話 [湘南]

使いまわしの記事にて失礼致します。
(エクスチェンジマート話がつづくのかと思った方、すみませぬ)

-------------ここから------------------
1e3a3298.jpg
(写真は先輩のブログから無断拝借。)

牛肉をひとかたまり、船の舳先(へさき)にくくりつけ、しばらく
クルージングする。と、ほど良く塩気が付きつつ日干しにもなる。

それを、何も味付けしないで焼くとうまいんだなあ。

島の入り江。断崖絶壁の下。ここには自分たちの船しか入れない。
エンジンを止め、アンカーを打つ。

このうまいスペシャルステーキを肴に、酒を酌み交わし、火照った体を
さますのに、凪いだ入り江に飛び込む。

 体の周りには静寂と夜光虫が、、、。この世のものとは思えない光景。

酔った女の子にけしかけ、裸で同じ事をさせてみる。と酔いも手伝って
か否か、夜光虫の妖しい光に包まれた、ビーナスが誕生する瞬間に立ち会える。
ふと、仰ぎ見れば満天の星空に幾筋もの流星。

世界は俺のもの、、、。


とまあ、こういうことを会社の船で、クライアントの人を連れて行って、

「貴方が当社の製品をお買い上げになった暁には、
こういう楽しみ方があるんですよ」

と営業をかけたり、お買い上げの商品の利用に関してアフターフォローをしつつ、

「すみませーん。あそびなんすけど、カジキかかってますんで、
転舵お願いできませんか?」

と16チャンネルで外洋貨物船に呼びかけつつ、
僚船にラインのプロテクトをお願いする、、、。

数時間のファイトでクルー全員疲れきり、
船にトロフィー(獲物ですな)を揚げるわけにもいかず、
ヘミングウェイの小説さながら船にくくりつけて母港をめざす、、、。



なんちゅう仕事がこの世にあるのねえ。
ため息しか出ません。
同じガッコの先輩後輩なのにねえ。

艇一郎先輩!!



最後に言うんだ先輩が、

「板子一枚下は地獄でしょ。だから真剣に遊びが出来るんだ。」
「出航したら最後、一人だけ帰れないでしょ。そこに船の良さがあるんだ、、、。」

------------------ここまで------------------------

もう10年以上も前に書いた拙文です。
当時はクルーザーを売る会社の敏腕セールスマン
いま、ジャーナリストとしてマイアミボートショーに行ってらっしゃるらしいです。

がんばれ艇一郎先輩!
河村徹郎のクロウズネスト
もう何年もご無沙汰しています。

カワサキ.jpg
写真はマイアミでもなんでもなくて
何年も前のビッグサイトでのボートショーの模様です。
何か画像がないと寂しいので、、、。

とりあえず今日はこの辺で。



私には私の仕事がある。
きっと、ある。

ある。




この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。