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CORGIとの邂逅 [クルマ]

出典は島地勝彦さんの著作だったと思うが
こんな一節がある。
うろ覚えで定かでないし、出典が探し出せないんで適当だが。。

その人は幼くしてモデルガンのコレクターだった。
あるとき、これまで集めたモデルガンが非合法なものになってしまうことになった。
泣く泣く粗方処分したが
最後まで手放せない1丁があった。
これを思い切って港の埠頭から投げ捨てた。

しばらくは泣き暮らしたが、ある日目覚め、
それからは「少年」だった自分を捨て「大人の男」として
生きてゆく決心をした。
以降モデルガンには見向きもせず
男なら誰しも持つ、たった一つの鉄砲を最大限に駆使し
「フルボディ」の女性たちを次々と、、、。

でね。

僕は捨てられなかった。

いつまでも「恋々と」しがみつき残していた。
もしね
あの「フェラーリやベンツ」を捨て去っていたなら
今頃はとっくに「実車」のオーナーになれていたかもしれない、、。

いまだ玉子の殻を頭に乗せたまま
もはや初老を通り過ぎようとしているとは、、。情けないッたらありゃしない、、。

結局、「通過儀礼」も済ませぬまま
ひとは日々を過去に追いやったらイカンのです。。

で僕の出逢ってしまったのが
CORGI。

DSC03441.jpg
デ・トマソ・マングスタ。

のちにデ・トマソが人名であり、
このカラーリングが彼の出身アルゼンチンの国旗が出自であり、
などという薀蓄を知ることになるのたが

DSC03442.jpg
そんなことは露知らず
このシャシーとボディが外れるギミックに
ココロを打ち抜かれる。

そしてモロモロ略して
DSC03440.jpg
忘れもしない日本橋の三越のミニカー売場の
ショーケースの中にこのキャリアカーを見つけ
買ってもらったのだ。

今思えば子供に買うには凄い値段だったろうと思う。
買ってくれたのは両親ではない。
たぶん祖父だ。
クルマ好きな人であった。

コーギーのみならずディンキー
フランスのソリド
イタリアのポリトイス メーベと
ひとつひとつ増えていった。

持ち重りのする重量感とヒンヤリする金属の触感。
プラモデルにはない重厚感
トミカやマッチボックスにはない独特なギミックが
俺を文字通り「酔わせた」のだった。。。

ああ。





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この珠玉のエッセイたちを読むたびに
自分はなんて損をしているのかと思う。
酒、葉巻、ゴルフ、「フルボディ」、その他に縁がなさすぎるから。。

と同時に
自分は「えこひいき」されている人間なんだとも思う。
これまで全部がラッキーの連続だったから。


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コメント 1

pn

確かに「捨て」ちまえば大人になれるのかもしれないけど今の自分に不満は無い。
けどフルボディには魅かれるなぁ(笑)
by pn (2019-05-31 06:10) 

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