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大坂選手の勝利に思う [雑感]

自利利他とかいう。

まずは相手の喜びを。
そして、相手が喜ぶ姿や、譲り分け与えた相手の幸せこそ
自分の喜びであり幸せ。

そして皆がそのような姿勢で過ごせば
直接その人からの見返りは無くとも
回りまわってわが身に帰る~~。

「情けは人の為ならず。。。。」
である。

大坂なおみ選手のグランドスラム連勝。

私が感じた事。

この情けは云々、、、の日本人の価値観が
少しアジャストされたのかな?
と感じたことだった。

いいえ。彼女が「私が私が!」
という自己中心主義者だというのではない。

決してそんな人間ではない。
と思う。

思うが、その「謙譲の美学」みたいなものの
発現の仕方がこれまでにないタイプなのかな?
というものだ。

「先ず譲る。そして次にチャンスあれば自分」
ではなくて
「ルールの上でフェアであれば、そこでは堂々と戦う」
いや、そうすることこそが
「相手をリスペクトすること」
なのだ。

「尊敬」や「畏敬」の念を以って接するとき
一歩引いてしまう。
先を譲ってしまう。
という気持ちを持つことこそ
「美徳」であり「精神文化」である。
(と狭い解釈をしていた!)

というのと一線を画した
「曲者」

「リスペクト」

わかりやすく日本人に示してくれたのが

大坂なおみさんだったのではないか!

まずは目の前の相手に堂々と戦いを挑む。
それこそ、自分のチームや これまでの練習や
人生のすべて
いわゆる「全身全霊」を全部ぶち込み戦う。

そして相手を倒した後。

「あなたと戦えることを楽しみにしていた」
「準優勝おめでとう」
「あなたは素晴らしいプレイヤーだ」

心から褒め称え、抱擁を交わす。

名前も出自もいいじゃないですか。
しぐさや表情もキュートだし
これからの時代の
日本人は
堂々と自信持って。

そして
そののち利他の精神で「謙譲」って。
それが「リスペクト」
って大きなモデルを示してくれたんです。

この生き方。
私には「大いなる坂」のように見えます。

厳しいです。
でも、無邪気に譲ってばかりじゃいけないんだ。
ってことをわかりつつ、一歩一歩、いいえ、もしかしたら
両手も使って四つん這いになって
よじ登っていったら、頂点に近づけるんじゃないか。

頂点に立つ前から勝手に勝負から降りるな。

ってことを。言われているような気が、した。


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