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手作り住宅の話 [住宅]

IHクッキングヒーターを導入しようと検討しているときに
「かまどに火がないなんて」
と奥様が一喝して断念したことがありました。

それから幾星霜。

そもそも、この「衣食住」に関することは
人間、人類のもっとも身近なことでして
古来誰もが、洋の東西を問わず、もちろん老若男女を問わず
みんな何らかの手立てを「自ら」成すはずのものです。

ところが「近代化」というものは
ものすごくて
「住」の部分など専門家に頼むのがあたりまえに
なってひさしく
「衣」の部分もいまほとんど外注。
私なんか完全に既製服しか着ていません。

これに「食」の部分が
専門家に頼もうという機運が高まってきた
というような記事を読んだのです。

台湾などでは朝から街角の屋台で
朝食を摂るために
家にはミニキッチンくらいしかない。って聞いたこともありますが
そんな感じになってゆくのでしょうか?

これらのことの「是か非か」は私には
にわかに判りかねますが

人間が自らいろいろ「身の回りの事」
をやらなくなる傾向って、
なんだか「生物」としてどうなのよ?

と思ってしまうのです。

いや笑止千万。偉そうに言って。
男子厨房に入らずなどと嘯き
台所で食事を作ることなど皆無の私が何をホザイておるのか
なのです。が。


衣類もファストファッション。
食事もファストフード。
プレハブ住宅に住んで
子育ては保育園に。
これから自動車も自動運転になるってことだし
AIが進化してコミュニケーションも
代理でこなしてもらうようになったりしたら、、。

人間の存在価値ってどうなるんだろうか?

伊東豊雄さん×小松義夫さんの対談を見ていて
感じ入ってしまいました。

アフリカでは家は女性が文字通り「手づくり」する場所があって
そこに招き入れられると
どこにも直線や直角がなく
あたかも「胎内回帰」をしているような気分を感じる。
のだそうです。

それと山伏 成瀬正憲さん(僕じゃないです)の取り組み。
日知舎
で古民家を「自分で」再生しようという企画

いま建築に関しては法律で雁字搦めなので
大変だろうとは思うのですが
自給自足を旨とする生き方のなかで
自分の「住」を自分でしつらえる。

あこがれます。手作り住宅。
見に行ってみたいのですが、、、。









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