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今日の感想 [雑感]

ひとは 過不足なく、そして遅速なく
必要なときに 必要な人に会い
必要なときに、必要な事象に出くわす。

まさに、そんな体験をしたので書いておく。

いま、「ここ」、で起こっていること
そして「近未来」で起こるであろうことは
あまりに生々しいし、各方面に支障がでるので
私は絶対に(ではないかもしれないが)書かないようにしている。

だが。今回は書く。

いま机の上に 二冊の本がある。

一冊は昨日もご紹介した 宮澤賢治の碑の本だ。
これは、賢治の「おいしいところ」を
石に刻んで後世に残してしまおう。というほどのものなので
あるからして
どの言葉、どのフレーズも、まあ
鋭いのなんの。今風に言えば「エッジが効いている」の。
賢治の碑。たいていは学校なんかにおいてあるのだが
50歳を過ぎた自分が読むと
若い頃に読んだのとはもう全然違う。

37歳でこの世を去った、不世出の大作家は
自分より年嵩の後世産まれの僕のことを
グサリと突き刺し、ズバリと一刀の元に切る。
血を流し、痛みを感ずる間も無いほどに。だ。

ああ、賢治の著作を、もういちど読みたい。。。


そしてもう一冊は
ホリエモンの書いた「好きなことだけで生きてゆく」だ。
彼も僕より10歳も年下。
絶対に読みたい人ではなかった。
少なくとも自分から手にとることは無い。

いま、他の本を読んでるから
よかったら。って。貸してくれる人がいた。

ふん。てなもんで読み始めたら
こらもう、止まらん。
一気読み。



好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書)

好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書)

  • 作者: 堀江貴文
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2017/05/09
  • メディア: 新書



ここでも、年下の作者に切られた。

いや、もう年下、年上 とか
いろいろな既成概念にとらわれすぎていたんだ。
「こうでなくてはならない」
「こうすべきだ」
ばかりだったんだ。>俺。

と、いうことは良くわかった。
さあ、一歩踏み出すんだ。


今日はおまけに
一人の人と会うことが出来た。

これは、そう。
あなたが一番いやな人。
嫌いな人を思い浮かべてみてほしい。

そのひとは私よりも年長者。
ひとかどの成功者で、資産ももち、ご自身も子女もみな「一流大学」
を出、「一流企業」に勤務し
綺羅星のような人生を歩んできた。と、仮定しよう。
しかし、考え方や行動が
どう考えても「卑しい」人。
どんな風か具体例を書くと誹謗中傷になるかもしれないので伏せる。

その人が真顔で言う。
「自分の家と土地は、先祖代々の血と汗、のみならず
私の魂のこもった大切なものなのだ。
これを処分するなどもってのほか。。」

「娘、息子にも、そのことはゆずらない」

おいおい、なんでそんな風に言うのか??と思っていたら

一方、ホリエモン。
いまはクルマも家も、なにも「資産」は持っていないんだって。

本のカバー裏にはこうある。
他人、時間、組織、お金、欲望などにふりまわされず「好き」を
生きがいにするため、どうすればいいか。

時間も何もかもわすれて「熱中」することを見つける。
「熱中童貞」をひとりでもなくすることを
いまはやっている。と。

ああ「熱中童貞」。
自分はこれだったかも。

だから宮澤賢治にもホリエモンにも切られてしまったのだ。

おもえば
子供の頃から
「その場をうまく取り繕う」のに長けた子供だった。

その場をやり過ごせばいい。

「右から、右から~。何かが来てる」
「俺はそれを~。左へ受け流す~」
だったのだ。

でも、もう「取り繕え」なくなったとき

自分の中での疲労もピーク。
廻りの皆にかける迷惑もピーク。

過去には戻れん。
未来はわからん。

だとすれば、「今」「ここ」でしか
生きられない。

さあ、おまえはどうする?

そんな言葉をジャブジャブと
遅滞無く、過不足なく浴びせられた今日だった。

地震さえあったし。





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コメント 1

pn

いやいや、あれだけのコレクションに各方面へのアンテナの張り方を見れば熱中童貞とは思えませんよ、うん。
by pn (2017-11-16 20:37) 

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